2016年9月6日火曜日

光宝会大会~三十五周年記念 

2016年9月4日(日)  11時~16時45分  宝生能楽堂
(シテ・ツレ・子方はすべて東川光夫・尚史師社中の方)

能《鶴亀》 ワキ殿田謙吉 ワキツレ則久英志・梅村昌功
       アイ善竹大二郎
       槻宅聡 幸信吾 佃良太郎 大川典良
       後見 東川光夫・尚史
       地謡 宝生和英など

能《祇王》 ワキ村山弘   アイ善竹富太郎
       藤田貴寛 幸信吾 佃良太郎
       後見 東川光夫・尚史
       地謡 辰巳満次郎など

舞囃子《融》 藤田貴寛 竹村英雄 佃良勝 桜井均
        地頭 宝生和英

能《綾鼓》  ワキ村山弘  アイ善竹十郎
        藤田貴寛 竹村英雄 佃良勝 桜井均
        後見 宝生和英 東川光夫
        地謡 小倉敏克など


能三番のほか舞囃子、仕舞、連吟、素謡など盛りだくさんの豪華な社中会。

首都圏をはじめ北海道から東北、中国地方まで全国各地から集まった社中の方々は皆さんとてもレベルが高く、なかでも能《綾鼓》のシテをなさった方が巧すぎてビックリ!

素人の方だと知らなかったら、プロのシテ方さんが舞っていると思ってしまいそう。
(普通の素人さんではなく、教授か師範クラスの方でしょうか。)

面を掛けた状態でも謡の声がよく通って独特の味わいがあり、居グセの佇まいもきれい。
女御に詰め寄るところなども気合が抜けず、見応えがある。
ツレの方も巧い方で、玄人による演能を拝見したような充実感。


この日のお目当ては和英宗家地頭の地謡、
そして、はじめて拝見する高安流ワキ方の村山弘師と幸流小鼓方の竹村英雄師。


村山師と竹村師はどちらも京都を中心に活躍する能楽師さんだそうで、
とくに高安流のワキ方は東京では珍しいから楽しみにしていました。


村山師は恰幅が良く、姿勢がきれいで、堅実な芸風。
高安流の謡は、どちらかというと下宝よりも福王流に近い硬質な謡に聞こえ、
それが《祇王》の瀬尾太郎や《綾鼓》の臣下の役にとても合っていました。
もっといろんな役で拝見したい。


小鼓方の竹村師は70代後半くらいですが、背筋がスッと伸びて安定感のある演奏。
(去年亡くなったわたしの義父に雰囲気が似ていらっしゃるので、なんだか懐かしくなりました。)



和英宗家地頭の地謡はグッと引き締まってやっぱり好い。
それまで猛烈な睡魔に襲われていたのですが、
爽快なシャワーを浴びたように一気にリフレッシュ。
最近ますます御家元オーラが強くなられた気がする。





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